今年も秋のイベントシーズンの季節になりました。
秋キャンプやハロウィン、紅葉など、過ごしやすい季節なので様々な飲み会や宴会が増える時期ですね。
昨年、一昨年のこのシーズン、
時節柄心おきなく楽しめなかった方たちは
今年こそは、と心待ちにされているのではないでしょうか。
とはいえ、楽しくなるとどんどん進んでしまいがちなお酒。
つい飲みすぎて翌朝の具合の悪さに後悔・・・
なんてことは、できれば避けたいですよね。
「飲みすぎない」
当然ながらそれが一番ですが、なかなかできないもの。
そこで、この記事では、「飲みすぎない」のほか、できるだけ酔いが回りにくくなる方法、飲みすぎてしまった時に有効なケアについてお伝えしていきます。
二日酔いのメカニズム
二日酔いは、過剰に飲酒することで頭痛、胸やけ、吐き気などが起こる症状ですが、そもそも、二日酔いってどうしてなるのでしょう。
体の中では一体なにが起こっているのでしょうか。
アルコールが肝臓で代謝される際、アセトアルデヒドという物質が産生されます。
アセトアルデヒドには毒性があり、吐き気などを引き起こします。
体内にはこれを分解する酵素があるのですが、飲み過ぎることで分解が追いつかず二日酔いになると言われています。
例えば、一般の成人が以下の飲酒量だった場合、アルコールを処理するのにかかる時間は12〜15時間と言われており、二日酔いになる可能性が高くなります。
- ロング缶のビール(500ml)× 3本
- 7%のチューハイ(350ml)× 3本
- グラスワイン6杯(600ml)
なお、アルコールの分解能力は個人差が大きいこと、また、睡眠中は分解スピードが落ちること、体調によっても変わってくると言われています。
また現在では、それ以外にも
- アルコールの利尿作用による脱水
- アルコールが原因で糖代謝がうまくいかず低血糖になる
- アルコールの刺激で起こる胃炎
など、複数の要因が絡みあって体調が悪くなるという状態を作り出している、ということが分かってきたそうです。
「飲酒」タイミング別のポイント
- 飲む前・・・・・・空腹での飲酒はNG(胃粘膜が荒れる)
-
飲んでいる最中・・アルコールと同量の水を飲む(チェイサー)
飲むと食べない、はNG(胃粘膜が荒れる+アルコールがすぐに吸収されてしまう) -
飲んだ後・・・・・水分補給をしっかりする
すぐに横にならない(しっかりケアせずに就寝してしまうと酔いが回りやすいため)
「酔いが回りにくくなる」おすすめのお酒のおつまみ
食べ過ぎや栄養の偏り防止のためにも言えることですが、たんぱく質とビタミンを意識しましょう。
- イカの刺身
- 冷奴
- だし巻き卵
- 枝豆
- 胡麻和え
- 大根サラダ
- 焼き鳥
- チーズ
- おにぎり等
残念ながら飲みすぎてしまったら
- 1に水分補給
- 2に胃にやさしい食事
まず、脱水状態をリカバーすることが最優先です。
ナトリウムも失われているはずなので、水だけでなく少量の塩分も忘れずに摂取してくださいね。そして、荒れた胃に負担をかけないよう、消化しやすく胃にやさしい食事を摂りましょう。
飲みすぎてしまったとき積極的に摂りたい食品
- おかゆ、じゃがいも
- しじみの味噌汁
- キャベツ
- 梅干し
- ウコン
- クミン
飲みすぎてしまったときのおすすめ食事例
体をあたためてくれ、消化にやさしいスープは、飲みすぎたときのリセットにも最適です。
お酒好きの人が愛用しているクミンやウコンをちょい足しするアレンジもおすすめです◎
→ ポトフやオニオンスープ。クミンやウコンとも好相性◎
→消化にやさしいポタージュ。